整骨院・鍼灸院が知っておきたい「賠償責任保険」とは?

こんにちは、いつき総研のばーやんです。
整骨院や鍼灸院の施術業務は、患者さんの体に直接触れるため、施術リスクに対する備えが欠かせません。
細心の注意を払っていても起こってしまう可能性があるのが、医療過誤や医療事故です。
今回は、万が一の事故やトラブルに対応するために「賠償責任保険」についての記事になります。
賠償責任保険の基本的な情報、加入のメリット、などお伝えさせていただき少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
賠償責任保険とは?
賠償責任保険とは、業務中に誤って患者さんに損害を与えた場合に、その損害を補償するための保険になります。
治療中に施術ミスや施設内での事故が発生する可能性はありますよね。
こういった事態にも対応することができるのが賠償責任保険です。以下で詳しく記述させていただきます。
賠償責任保険のメリット
- 安心して業務を遂行できる
どれだけ注意をしていても予期しない事故が起こることはあります。トラブルが発生しても適切な補償が受けれるので安心して業務を遂行できます。 - 患者さんの安心感向上
保険に加入していることを公表することで、患者さんに対しても安心感を提供できます。リスクに備えている施術所は信頼を得やすいです。 - 金銭的なリスクの軽減
患者さんから大きな賠償金を請求された場合でも、保険に加入していることで金銭的な負担を減らすことが可能です。
賠償責任保険の適用されるケース
整骨院や鍼灸院で賠償責任保険が適用されるのは、主に以下のような場面です。
- 施術中のミスによる損害
例えば、鍼治療で誤って深く刺してしまい神経を損傷してしまった場合や、施術で力をかけすぎて筋肉や骨に負担をかけてしまった場合などです。 - 院内での事故
施術とは直接関係がなくても、院内で転倒したり、設備が原因でけがを負ってしまった場合も補償対象になることがあります。 - 医療過誤リスクへの対応
患者さんの身体に直接触れる施術では、少しのミスが患者さんに大きな負担をかけてしまうこともあります。こうした医療過誤リスクも賠償責任保険でカバーできることが多いため、安心して施術に専念できます。
賠償責任保険に加入する際のポイント
- 補償範囲の確認
賠償責任保険のプランによって、保証される金額や範囲は異なります。施術のリスクに対応できる十分な補償範囲が含まれているかを確認しましょう。 - 保険の免責事項
保険が適用されないケース(免責事項)もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。例えば、過失が重度であったり、故意の行為による事故は免責となることが一般的です。 - 加入先の選択
金融庁が認可している商品であることを必ず確認しましょう。
医療過誤の対応について
医療過誤とは、施術が原因で患者さんにケガや健康被害が生じた場合のことですが、これを証明するには「施術が原因である」という確かな証拠が必要です。
多くの場合、患者さんに病院で診断を受けてもらうことが必要になります。
保険会社は医師の診断書や必要な調査を基に判断しますが、明確な証拠がなければ補償の対象外になることもあるので注意が必要です。
- 患者さんが「たいしたことないから」と病院に行かなかった場合
- 医療過誤の原因が特定できない場合
示談交渉について
患者さんとトラブルが起きた場合、まずは施術者本人が直接交渉するのが基本です。保険会社がサポートはしてくれますが、示談の代行は法律上、弁護士以外には認められていません。
ただし、保険会社はアドバイスをくれるので、相談しながら冷静に対応することが大切です。施術者としては、患者さんに誠意をもって向き合うことが問題解決の近道です。逆に自分に非がない場合は毅然とした態度をとることも必要になるかもしれません。
まとめ
賠償責任保険は、整骨院のリスクをカバーする心強い味方です。
ただし、保険に頼りすぎず、患者さんとの信頼関係や日頃の注意でトラブルを未然に防ぐことが何より大切です。
困ったときは、まず保険会社や専門家に相談して適切に対応しましょう!